プロジェクトを撤退すると言うとどうなるのか?

以前、我が社は現在進行中のプロジェクトを完遂する力はないと言った。

その思いは今も変わらないし、むしろますますその思いを強めている。

経営陣は相変わらず、仕事を生み出し続けている。

そしてその仕事の優先順位を常に高として、下の人間はもがいている。

その状況で、事業を1つ立ち上げろ・・・

更に、下の人間は、自分たちがいかに困っているか、人材不足か、このプロジェクトをこなせない論理的な理由を経営陣にプレゼンできないでいる。

どっちもどっちなのだが、この状況を打破するにはいったいどうすればよいのだろう・・・

はっきり言う

ここまで来てしまったからには、経営陣には何らかのことをはっきり言うしかない。

その中でも、1番よいと思ったのは、このプロジェクト、もう辞めませんか・・・とはっきり進言すること。

まさか、経営陣もそんなことを言われるとは思っていないと思うが・・・

そして、この発言は、関係者全員がいる中で発言すること。

これは、最終手段。

この後、どんな悲劇が待っているか、自分自身がどうなってしまうかも分からない。

ただ、この膠着状態を打破するには、やはり、経営陣に現状を知ってもらうのは1番だと思うのだ。

波紋

これを言えば、この膠着状態に何らかの進展が出てくる。

何せ、今の経営陣にこんなことを言う一般社員がいなかったから。

その上で、意見を求める。

経営陣、このプロジェクトの関係者、1人1人にだ。

その上で、このプロジェクトを進めるべきか進めないべきか、1人1人が今、思っていることを話してもらう。

もちろん準備をしてもらうわけではないから、即座に自分の考えを言語化できないメンバーも出てくるだろう。

それでも何らかの回答はしてもらう。

恐らく・・・

この回答、多くの人達はきっとこう答えるはず・・・

このプロジェクトは進めるべき。

ただ時間がない。

時間さえもらえれば進めることができる。

・・・と。

要は経営陣の肝いりで始まったプロジェクトだから、簡単にNoとは言えないのだ。

しかし、Yesと答えた場合、現状のままでは自分はこのプロジェクトの仕事には関われないとなるはず。

では何時間必要?

どんな環境が必要?

・・・と1人1人に確認する。

結果、必要なプロジェクトの作業時間を全員が共有することができ、じゃ~やるか・・・となるのではないだろうか。

全て希望的観測

私はこのプロジェクトから撤退したいわけではない。

ただ、私も含め覚悟がない。

だから、いらいらしてしまう。

今の進め方では、このプロジェクトは絶対に完遂しないと分かっているからだ。

経営陣も含め、1人1人がこのプロジェクトを何としても完成させると、強い意志を持ち、時間を作って、このプロジェクトにあてがう。

その訓練を今まで全員がしてこなかった。

だから、その訓練をする必要がある。

ま~、撤退を言うタイミング・機会があるか分からないが、チャンスは逃さず進言したい。

そのタイミングを逃さないために、準備を進めたい。