プロジェクトの進め方②

昨日の続き・・・我が社はプロジェクトを進めるのがとても下手。

では我が社のプロジェクトは上手く回って行くのか・・・そちらについて考えてみたい。

1人1人が覚悟を持つ

当たり前のことだけど、このプロジェクトを成功させたいと、1人1人が強く思うこと。

これは当初は、キックオフのメンバーだけで構わない。

しかし、少なくとも、そこに参加しているメンバーは、このプロジェクトの目的を理解し、自分の部署、自分自身の利益を理解し、最初から(特に初動)から突っ走れる態勢を構築しておく必要がある。

プロジェクトを立ち上げるということは、基本的に今までやってこなかったことを、新規に行うこと。

0を1にする作業だから、とてつもない労力を要する。

本当にこのプロジェクトを実現させたいのか・・・そこに参加するメンバーには腹落ちするまで説明しておく必要がある。

準備が不足している

正直、1人1人が覚悟を持つための、説明を受けているとは思わない。

経営陣がやれと言ったことを、仕方なくやっている感覚。

それは私自身も一緒。

だから、私も積極的にこのプロジェクトに関わろうとはしなかった。

なぜなら、自分の仕事がただ増える・・・というだけのものと思っているから。

自分自身のメリットを全く感じていないから。

これを決定した人は、なぜこれをやらなければいけないのか、自分の影響が及ぶ範囲の社員まで、腹落ちするまで説明する必要がある。

そこで腹落ちできた人達が、更に下の層の社員へ腹落ちするまで説明する。

少なくとも、この説明という部分は端折ってはいけない部分なのだ。

逆に言えば、このプロジェクトの真の発起人は、この説明という部分さえ端折らずにきちんと行うことができれば、後は、周囲が勝手に自分の持ち場の仕事を能動的に、主体性を持って回し始め、プロジェクトは自律して動き始めるのだ。

自分の役割

では、この発起人の説明を、誰が行い、他のメンバーに通訳する人間は誰になるのか・・・

今の我が社において、この発起人の役割を果たせる人はいない。

経営陣がまずできない。

そして、経営陣からこのプロジェクトを任されている人材も基本的には業務でいっぱいとなっており、この役割をこなすことはできない。

そもそも、この役割の必要性すら分かっていないのが現状だ。

結局は気づいた人間が能動的にこの役割をこなすしかない。

私自身にこの役割をこなすことができるか、甚だ疑問だけど、やれば成長はできそうなので、まずはこのことを意識してプロジェクトに関わってみたいと思う。

失敗しても、それはそれで、経験になりそうだ。