プロジェクトの進め方

毎回思うことだけど、我が社はプロジェクトの進め方がとても下手・・・

なぜここまで下手なんだろう・・・と思うこともしょっちゅうだ。

もちろん自分も含めての話し・・・

プロジェクトって、どういう風に進めて行くのがいいのだろう。

プロジェクトは片手間では上手く行かない

プロジェクトは、新しい何かを始めること。

大小色々なプロジェクトがあるけれども、特に大きなプロジェクトであればあるほど、我が社は上手くいった試しがない。

なんで毎回こんなことになるのだろう?

それは社員1人1人がプロジェクトというものを、甘く見ているからに他ならない。

また、社員1人1人が自分事として、そのプロジェクトに参加しようとしていないことも、上手くいかない原因の1つ。

そしてそれは社員だけではなく、経営陣も・・・だ。

いや、むしろ経営陣が自分の会社の人材リソースを把握していないことが1番の原因かもしれない。

だから、通常業務をやりながら、プロジェクトを回せと簡単に言うし、それ以外の新たな仕事もどんどん生み出しては下に振って行く。

結果、社員は通常業務をしながら、片手間にプロジェクトをチョコチョコ進めることになり、結局これまでの業務もプロジェクトも中途半端という事態を招く。

本来なら、プロジェクトを立ち上げるってことは、特定のメンバーがその業務に全身全霊を傾ける必要がある。

それくらい、プロジェクトを立ち上げるということは、莫大な初動のエネルギーが必要になるのだ。

それを、他の業務と掛け持ちしながら、しかも新たな指示を次々と受けながら、プロジェクトを進めるなんて、愚の骨頂だろう。

1人1人の覚悟が必要

私自身、社員自身、このプロジェクトを必ず成功させるという覚悟が今のところ持っていない。

だから、プロジェクトはとん挫する。

しかも、日々の業務がいい感じでその社員の逃げ道になってしまっており、別の新たなプロジェクトによって生み出される新規事業は、今のところなくても影響がないもんだから、余計にやらなくてもいいと、自分自身の言い訳にしてしまう。

何せ、自分は今の通常業務をこなすことで精一杯。

それに、この業務が滞ったら、誰がやってくれるの?結局自分自身でやるしかないでしょ・・・こんなプロジェクトに関わっている余裕なんてないんです・・・

こんな方程式が自分自身でも成り立ってしまう。

もちろん、これは単なる言い訳で、自分の仕事のこの部分を減らしてもらえれば、このプロジェクトにこれだけの時間を割ける、だから、人をください、仕事を減らしてください・・・と本来は自分から交渉する力量を持たなければならない。

一方、経営陣にも覚悟が必要だ。

今の経営陣には覚悟が足りない。

それは、社員の仕事を減らすこと・・・

新しいことをやりたいと、思うことはよい。

そしてそれをやらせなければ・・・と思うことも経営陣としては当然の思いだ。

ただそこで、新しいプロジェクトをそのまま、ポンと丸投げしては、社員は潰れてしまう。

何せ、今現在、通常業務を抱えているのだから・・・

ある程度の無理は受け入れてもらう必要があるが、どんどん、どんどん、仕事を足し算していく、そして引き算はしない・・・そんな指示なら、はっきり言って誰でもできる。

このプロジェクトにはどんな人材がどれだけの時間必要で、その時間を捻出するために、人を動かす、システムを自動化する、カネを掛ける、不要な仕事をなくす指示をする・・・そんな判断ができるのは、経営陣しかいないのだ。

今の経営陣の指示の仕方、甘えでしかない。

これでは自分の仕事をプレゼンできない社員がどんどん潰れて行く一方だ。

社員も経営陣もどっちもどっち・・・今の我が社にはプロジェクトを上手く回す力はないのだ。

ではどうすればよいのだろう・・・

明日は、どのようにすれば、我が社のプロジェクトは上手く回って行くのか・・・そちらについて考えてみたい。