地域活動のファシリテート

あるコミュニティの会長を勤めている。

もちろん、自分からやりたいと言ったわけではなく、みんながやりたくないから・・・と致し方なく引き受けた会長だ。

頼まれると断れない・・・こんな自分が時々嫌になってしまう。

ただ、このコミュニティの会長も、仕事で学んだことは生かせるし、逆に仕事の場に生かせることも多々あると実感できる。

打ち合わせの準備

このコロナ禍もあって、以前はできていた対面での打ち合わせの事前準備が、できなくなってしまった。

そのため、現在はメンバー同士と、Lineグループを利用して、事前準備を行っている。

私の方で情報をまとめ、それをLineグループで情報共有し、意見を聞いてまとめて、本番の打ち合わせに望む・・・そんな流れだ。

ま~、メンバーの方々も色々で、各々仕事も持っているから、なかなか協力的でない人もいる。

正直、こちらも自分の時間を削って準備しているので、あまりにも反応がないと悲しくなることもしばしばだ。

ただ、それぞれ事情があるだろうし、その辺りは致し方ないのかな・・・とも思っている。

何せ、今年度いっぱいでで会長職は離れる予定・・・

上手く引継ぎできればよいのだけど・・・

本番の打ち合わせは30分・・・

もう1つ問題があって、この本番の打ち合わせ時間は30分しかない。

たまにしか会わないメンバー20人弱集まるこの会議で、30分で議題を話して意見を聞いて方針を定めるなんて、はっきり言って無茶な話しだ。

それも、事前打ち合わせはあってないようなもの・・・私がだいたいは一方的にお話しして、強引に合意を取り付けたり、こちらだけは後日改めて決定する・・・という程度のことしか決めることはできない。

どんなに事前準備しても限界があり、ま~、欠陥だらけの打ち合わせの仕組なのだ。

ビジネスの力をつけるにはうってつけ

正直、全部ちゃんとやろうとは思っていない。

何せ、それには、他のメンバーの協力が必要で、そのメンバーの力を引き出す準備期間もないわけだから・・・

ただ、この打ち合わせを通して、仕事にも応用できるな・・・というものが多々あるのは事実。

こんな状況で打ち合わせを進めてはいけない、それには事前準備で何が必要かを真剣に考える。

仕事は時間と労力をある程度使える。

この打ち合わせには、この時までにこの作業やこの調整が必要だということが予測できた上で、準備することができる。

この欠陥だらけの打ち合わせ・・・

見方によっては役に立つのだ。

地域活動を本気で実施できるビジネスマンは少ない。

使えても自分の時間と労力の3%程度・・・

ただ、その3%を、どう利用すれば少しでも合格点に近づける打ち合わせにできるのか・・・その辺りを考える機会に当てていると考えれば、自分の成長につなげることができる。

どんな打ち合わせも、自分を成長させようと思えれば、成長させることができるのだ。