数字を使って発信したら・・・

昨日から、事業所への朝の発信内容、数字に全振りすることにした。

もうなりふり構わず・・・といったところ。

目標数値も自分で考えたものを、ほぼ周囲に相談もせず、独断で発信。

結果としてどういう事態になったのか・・・

すごく喜ばれた・・・

経営陣から、激励のメールをいただいた。

すばらしい、この調子で、自分もフォローする・・・

という内容だった。

あ~そういうことか・・・

そう思った。

経営陣にとっては、目標が全て

目標がないと、どこに向かって進めばよいか分からない。

このことを経営陣というのは1番恐れているのだ。

それは、ゴールがない状態で一生懸命走っているのと一緒。

つまり、それは走っているとは言わず、ただ彷徨っているだけでということ。

お金も労力もかけて、その状況を生み出すことが、経営陣にとっては1番辛いことなのだ。

私はこれまで、目標というものを置かず、事業所の方々、現場の方々の腹落ちにのみ拘った発信をしてきた。

これはこれで必要なのは間違いない。

でもこれだけでは足りないのだ。

事業所、現場の方々にゴールを指し示すこと・・・

そのことが、本部にしかできないことなのだ。

これまでの私の考え

私が発信している数字について、私が作業しても間違いなく増やすことはできないだろう。

だから、私は、自分ができないのに、こんなことを発信する資格、自分にはないと思っていた。

そのため、数字の発信はしなかった。

自分がこんな数字を送ったところで、言うことを聞いてもらえない。

それどころか、嫌われる一方だろうと・・・

結果、数字は落ちる一方・・・

この状況を作ったのは間違いなく自分だし、途方に暮れていたのも事実。

結局私の考えは、100点満点の50点だったということだ。

目標数値と腹落ち・・・この2つを組み合わせてワンセット。

これが発信に必要なことだったのだ。

そして、この作業ができないからといって、それはそれで当たり前のことなのだ。

だって私は、その作業のスペシャリストというわけではない。

ただその作業の結果を数字に落とし込み、できていないからもっと上げてくださいと、お願いすることしかできない人材なのだから・・・

私は自分では作業はできない。

そして事業所、現場の方々は、この数字を毎日作成して可視化して発信することはできない。そのスキルも環境も整っていないのだから・・・

だから、双方ができることをやって、より良い結果を導き出すしかないのだ。

考えてみれば本部は作業はできない

考えてみれば、様々な情報発信をしている本部の方々だって、実作業はできない。

経営陣は営業はできないし、オペレーションもこなせない。

その代わりに会社経営という、他の一般の人達ができない作業を行っている。

だから、この役割分担は当たり前のこと。

自分が、作業できなくても構わないのだ。

作業している人の動機付けやデータの可視化を手伝って、作業しやすい環境を整えるのが私の仕事なのだと、今になって気づいた。

本部だからといって偉くはない

もう1つ、私はこっちから数字のことをとやかく言うのは、事業所、現場の方々に偉そうなのでは・・・と思っていた。

でも役割が違うと自分自身が認識していればそれでいいのだと思えるようになった。

また、こっちから数字は出すが、事業所、現場の人に対する敬意を持っていれば、それでよいのだろうと・・・

私としては、だんだん整理ができてきた。

今、発信している自分の数字がどうなるか・・・当面の間、拘って行きたい。