納期に追われる社内SE・・・それもレイアウト変更納期!

厳しい納期を経営者層から突き付けられている。

毎日、様々な業者の方と調整に明け暮れ、オンライン会議で社内の経営者層、上層部にプレゼンを繰り返す。

毎日毎日、必死に情報収集、プレゼン資料作り、情報伝達、・・・

ふと気が付くと1日が終わり・・・定時を遥かに過ぎてから我に返る。

そんな毎日を過ごしているのだが・・・

因みに何の案件か・・・

テレワークに伴う社内のレイアウト変更”

ふと我に返ることがある。

・・・これって普通、総務じゃね?

経営者層は自分の心が疲れない社員に仕事を振る

私は社内SE。パソコンの面倒を見るのが主な仕事。

現在我が社はテレワークの準備の真っ最中。

経営者層がイメージする職場環境を実現すべく、必死に動いている。

ただ・・・

経営者層は社員全員に等しく情報を与えない。

そして、社員全員に等しく仕事を依頼しない。

もう少し正確に言うと、ある特定に社員に情報や仕事を与え、後は依頼された社員が必要に応じて社内の人材を上手く使って、目的を達成してくれ・・・

そう、無言で命じている。

無理もない。

経営者層の人間の時間は、私のような一般社員と違ってとにかく貴重”なのだ。

時間は同じ5分でも、その中身はまるで違う。

そして、同じ5分を使うんであれば、自分が”1”しか情報を与えなかったとしても”7”とか”8”まで自力で持って行く社員に時間を使いたい。残りの”2”~”3”だけ経営者層が判断するだけに留めたい。

経営者層が社員一人一人に、いちいち、”1”~”10”まで懇切丁寧に教えていたら、その会社は近い将来おしまいだろう。

それに、同じ5分を使うにしても、自分が言ったことを、反論や批判をせずに、とりあえず”はい”と返事をして、自分で考えながら行動する社員に時間を使いたいだろう。

反論や批判をしながら最後に”はい”という社員であれば、今度は経営者層の心の体力が消費する。

YESマンで周りを固めることは批判されがちだが、経営者層だって人間だから、批判は反論ばかりする人間ばかり周りにいたら、それはそれで疲れるだろう。

だから、経営者層は少し言うだけで、ある程度動いてくれる社員に指示をする。

そして私は社内SEだけど、経営者層の機嫌を損なわないことに徹した動きを常に心がけている。

だから総務より先に声が掛かっているのだと思う。

優秀だから声が掛かっているわけではない。

とにかく、機嫌を損なわないように素早く動いているだけなのだ。

上手く立ち回らないと追い詰められる

私は指示を受けると、必死に動く。

そして必死に動いていると、視野が狭くなる。

結果、私から総務に声を掛ければいいのに、声を掛けるタイミングを逃す。

自分ではさばききれないボリュームを、総務にお願いできず、上手く着地させることができない。

そして、総務から見れば、

”あの社内SEがやるんでしょ、直接指示受けているんだから・・・こっちは関係ない”

・・・となる。

最初から巻き込めばこんなことにはならなかったろうに・・・

経営者層から自分に直接来た仕事・・・毎日必ず時間を取って、総務の皆さんと情報共有する。

今、自分は追い詰められているけれど、今一度、この基本的な考えに戻ろうと思う。

全て自分で解決しなくてもいいのだ。

経営者層は社内SEの私1人の力で、課題を解決することを望んでいるわけではない。

他の社員の誰の力を借りようと、結果的に課題を解決すれば、それでいいのだ。