スキルとマネジメントのトレードオフにおけるジレンマ・・・②

前回の続き・・・

情報システム部門の中間管理職の、ITの勉強方法について・・・

部下と話す

とにかく、障害対応など、最前線に立って対応している部下とは、基本的に話し続ける必要がある。

ま~、実際それだけでは、ITスキルの維持にはならないのだが、落ち込みを最小限に抑え込むことはできる。

そして、部下が不在の場合、もしくは、部下が他の仕事で労力を取られ、あきらかにこの障害対応を依頼しては、部署全体のパフォーマンスが下がる・・・という時は、私が最前線に立って、障害対応を行う。

それを繰り返すことで、ITスキルの維持を図る。

ただそれにしても、普段からの、部下とのコミュニケーションをとっておかないと、障害対応もできなくなるから、やはり、部下と話すことは日常的に続けておく必要がある。

プロジェクト系はリーダーの役割を常に担う

この辺りは、自分に直接声が掛かることが多いから、自分が率先して、リーダーの役割を買って出る。

プロジェクトは基本的に、新しい技術習得が必要であることが多い上、現行のシステムから新しいシステムの移行というのは、様々なことを考えなくてはいけない。

インフラから上位のアプリケーションまで、一気通貫で考える必要があるため、ここに時間を割くことができれば、とてもいい訓練になるものだ。

最終的には、プロジェクト内容を細かく分解し、それぞれ部下や他部署に役割を分散させていくのだが、その過程もとてもよい勉強になる。

プロジェクトリーダーを買って出るということは、ITスキルを向上させる、うってつけの機会なのだ。

とにかく新しいITに触れる機会を作る

こちらは今の自分にとってかなり努力が必要。

何せ、私はITに触れるのが、どちらかというと苦手。

情報システム部門の中間管理職が何を言っているんだと言われそうだが、実際そうなのだ。

でも、ITに苦手な自分だからこそ、今のこの会社のこの地位まで辿り着いたのではないかと勝手に思っている。

できない人の気持ちが分かる、社内SEは案外少ない。

できない気持ちというのは、できるようになると、忘れてしまうから・・・

でも自分はその気持ちをできる限り忘れないまま、ITに関して成長してきたつもり・・・

ただ、苦手なことに変わりはないから、新しい技術に触れることに敬遠しがちな自分がいることも確かなのだ。

だから、これから、自分のIT技術を上げるために、積極的に新しい技術に触れていく。

自分にとっては、割と厳しい試練だが、今の会社の情報システム部門にいる以上、必要なことになる。

今後は、このことを念頭に起きながら、新しい技術、面白そうな技術が出てきたときは、積極的に挑戦していこうと思う。