自分の最終目的の再確認・・・②

前回の続き・・・ITリテラシーの物差しとなる数値をどうすればよいのか、考えてみたい。
なぜ数値化が必要か?
その前に・・・
なぜこのITリテラシーの高さという、曖昧で定性的な情報を数値化したいのか?
それは、経営陣に説明するためだ。
今の経営陣は定性的な話が大嫌い。
先日も私が話し始めると、
「それは定性的なこと?」
と、話しを遮って、言われた。
私は、
「はい、定性的なことです。」
と、言って、そのまま話を続けたけど。
噂では聞いていたが、異常なまでに定量的なことに拘っている。
ま~、経営をするということは、数値しか信用できない、もしくは数値でしか時間短縮できないのだから、致し方ない部分もあるのかもしれない。
だから、自分がこれから力を入れて推し進めたいプロジェクトがあった場合、必ずそれを数値化して表せるようにしておく必要がある。
ITリテラシーの向上を数値かするという、一見無茶なことにも、取り組むことは必要なのである。
ではいったい、どうすればITリテラシーの向上の目安となる数字を導入することができるのか?
何はともあれ資格取得の人数
1番簡単なのは、自分が力を入れ始めてから、何人資格を取ったかという人数で示すことだ。
ただ、これはかなりハードルが高い。
何せ、会社が資格取得と人事を連動させると大体的に発表してしまったのだ。
反発があって当たり前。
だから、ここから、ITリテラシーを上げるために、まずは資格を取得しましょう・・・と情報システム部門の一中間管理職が社員に喚起しても、みんな、そのまま従ってくれるとは限らない。
だから、考えなくてはいけない。
資格取得が自分の価値を高めることになる手段になるということを。
それも、資格があるからではなく、資格で勉強したことを、実務で生かすことができるから価値がある・・・と脳内で変換してもらう必要がある。
どのみち、地道な作業が必要になりそうだ。
ただ、それにしても資格取得は難しい。
ITで簡単に取得できる資格なんてないのだから・・・
資格取得を目指して、不合格だったら、誰でも心が折れる。
そうであれば、この資格取得の人数に着目するのは難しいところだろう。
事業所のIT担当者制を実現して・・・
以前にも少しお話ししたが、会社全体のITリテラシー向上の一案として、事業所に1名、IT担当者を配置し、その担当者を徹底的にITリテラシーを高めるという方法を考えたことがある。
もし、このIT担当者配置を実現することができれば、まずはこのIT担当者を教育する。
すると、そのIT担当者の必要性が上がる。
そこで、アンケート調査を実施。
事業所の所長や、事業所の社員に、IT担当者が必要かどうかのアンケートを取るのだ。
そのアンケート結果そのものが数値となる。
もちろん、教育しきれずに、アンケート調査がボロボロであれば、失敗に終わるプロジェクトだが、少なくとも、教育を行うチャンスは与えられそうだ。
ただ、問題は、そもそもIT担当者の必要性を、数値化できずに実施してもらえるだろうか・・・?
この辺りが、私が経営陣にどこまでプレゼンできるかに掛かっているのだが、今のところその糸口は見えない。
ITリテラシーの数値化は難しい
結局、少し考えてみたのだが、ITリテラシーの数値化はかなり難しいことが分かった。
ただ、これについては、今後も考えて行く必要がある。
何せ、自分の最終目的は会社全体のITリテラシーを向上させ、ITの力を使って、仕事を楽に、もしくは本来力を注ぎたい部分に注力できる環境作り・・・
だから、あきらめるわけには行かない。
これができれば、自分自身を評価できることになるのだから・・・
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