仕事にモチベーションは必要か?・・・③

前回の続き、モチベーション不要でも会社が利益を生み出す人材教育とは・・・

こちらについて考えてみたい。

いきなりは無理

まず大前提・・・

これまでモチベーションを糧に仕事をしてきた人にとって、

いきなりモチベーションは仕事には不要です!

・・・と言ったって、聞いてもらえるわけがない。

なぜなら、これまでの経験から出来上がったその人なりの価値観があるからだ。

モチベーションが低い場合と高い場合、結局成果を出せるのは、モチベーションが高い状況にある場合だ。

でも、会社として、社員のモチベーションほど当てにならないものはない。

だから、例え社員のモチベーションが低かったとしても、会社が動き続けるように、経営陣はしたいのだが・・・

この説明を、かみ砕いて説明する必要がある、仕事にモチベーションが必要だと思っている人達に・・・

しかもできる限り分かりやすく、1人1人にあった形で。

最後に腹落ちさせる必要がある。

これには段階がある

このモチベーションの不要性を腹落ちしてもらうには、ステップがある。

①モチベーションは不要だと、社員に教える(まずはこんな情報があると認識してもらう)

②モチベーションがないときに起こる、会社、自分自身にとってのデメリットを分かりやすく説明

③最後は話し合って、腹落ちしてもらう。

例:

・あなたが上司になった時にモチベーションが必要なチームだったら?

・モチベーションを上げる努力をあなたはし続けられるのか?

・社内外の要因までコントロールすることは不可能ではないか?

・・・など

ざっくりとだが、段階としてはこんなところだろう。

とにかく、いきなり受け入れてもらうことは、不可能だ。

だってそれまでモチベーションというものを、どうやったら上げるかを考えて、生きてきた人達なのだから・・・

でも、考えてもらう必要がある。

悲しいことが起こったり、ショックな出来事があったり、面白くないことが起こったり・・・そんなことに左右される組織だったとしてら、逆にそんな組織に働きたいと思う人はいないのではないだろうか・・・

だから、納得してもらう必要がある、社員1人1人に・・・モチベーションを糧に仕事をすることの危うさを。

その上で、モチベーションが低かったとしても利益を上げるためには、どうすればよいか、仕組化を考えてもらう必要があるのだ。

なるべく、社員のモチベーションが高いときに。

何せモチベーション不要の教育はこれからなのだから。

仕組化と社員教育・・・

ニワトリが先か卵が先か・・・

結局どちらも同時並行で進めていくことが、モチベーションに頼らない組織を作り上げていくことに、繋がると思うのだ。