考えるということは自分の意見を持つこと

先日読んだ本の中に書いてあった言葉だが、とてもしっくり来るものがあった。

それは、

”考えるということは、自分の意見を持つこと”

・・・このような言葉だった。

考えるとは何なのだろう?

これまでずーっと引っかかっていたことだ。

考えるとは最終的な目的地、落としどころはなんなのだろう?

・・・と、ずっと疑問に思ってきた。

しっくりくる言葉とも出会わなかった。

だが今回、この言葉を聞いて、心底腹落ちした。

考えるということは、最終的に自分の意見を持つということなのだ。

あなたの考えを聞かせてください。

よく人から、

「あなたの考えを聞かせてください」

・・・と言われることがある。

それは経営陣であったり、上司であったり、同僚であったり、後輩であったり、部下であったり、事業所の所長であったり・・・

プライベートで言えば、家族だったり、ご近所さんだったり、友達だったり・・・

対象者は色々だ。

その時に、

”自分の考えを話すこと=自分の意見を話すこと”

になるのだ。

だから、何かを考えるときに、ただ頭の中で考えているだけでは意味がない。

最終的に、他人に分かりやすく、言語化して説明するまでに、自分の中で落とし込まなければならない。

そしてそれには、インプットが必要だ。

何かの課題や、今後誰からかされそうな質問や要望・・・それに関する情報は常にインプットしておかなければならない。

そしてもう1つ、インプットとアウトプットはワンセット。

必ず、アウトプットの練習もしておくこと。

何も、毎回毎回人に話すこともない。

ちょっとした隙間時間に、自分の頭の中で、インプットした内容を因数分解や自分の体験談と結びつけて、相手に分かりやすく伝える練習をする。

その繰り返しが、やがて、誰かに考えを聞かれたときに、スムーズに答えられるという、状況に自分を持って行けるのだ。

自分の意見を話すには、その課題に対して、インプット・アウトプットを普段からしておかなきゃならない。

自分の生活をする上で、仕事だろうが、プライベートだろうが、起こり得ること全てに対して、このインプット・アウトプットをしておくこと。

そして、一気に全てのことをできる状態にすることはできないから、毎日少しずつでもこれを積み重ねること。

それを積み重ねていけば、誰かに意見を聞かれたときに、目の前の相手に合わせた最適な言葉で、自分の意見を伝えられるようになる。

今の自分には、インプットもアウトプットも不足しているので、今まで以上にこのことを意識していく必要がある。

本を読んだら自分の意見を持つ

これまで漠然と本をどれだけ読んだか、何冊読んだかで自分自身の価値を図ってきた。

これはこれで今の自分には必要なことだが、これからは1冊読んだら、その本から学んだことを、自分の意見として言葉にする練習も合わせて行いたい。

何かをインプットしたら、それに対して自分の意見を持つ。

これを日頃から繰り返していけば、恐らく成長速度は加速度的に上がるだろう。

この言葉に出会うのは少し遅かったが、これからでも、この言葉を意識して、毎日を過ごして行きたい。

まずは練習で、次回からの数回は、自分自身に課題を与えて、意見を発信してみたいと思う。