みんな私のことを気にしていない

4月から、社内に情報発信をするようになって1か月半が経つ。

社内で情報発信するようになって、時々怖くなることがある。

正直に言うといまだに慣れない。

心の負担

毎朝、文章を送る時、

こんな文章送ったら怒られないか?

こんな文章送ったら嫌われないか?

こんな文章送ったら馬鹿にされないか?

こんな文章送ったら相手のモチベーションを奪わないか?

・・・etc

こんな考えが頭をよぎる。

ある程度の責任を持って情報発信をするということが、こんなにも負担になるということを、この1か月半、思い知らされた。

ましてや、自分の考えや、会社の方針をその中で毎日毎日考えながら発信しなくてはいけない。

他の部署の部署長の皆さんは、それを淡々とやっている。

すごいな~と思って、何人かに聞いてみた。

”どんな心境で文章を送っているのでしょう?”

・・・と。

共通して返ってきた答えは、明快だった。

どうせ、誰も見ていないから

色々ご意見を教えていただいたが、共通した答えは、

「送ったって、どうせ誰も見ていないから」

・・・なるほど。

このアドバイスはとても心に響くものだった。

確かにな、自分が送ったものを、なんでちゃんと読んでくれて、意見や感想をいちいち持ってくれると思っていたんだろう・・・

確かにこの役割を指示されたときから、分かっていたはず・・・

たくさんの部署から事業所所長当てに、メールが送られる。

毎朝、毎朝・・・

これ全部ちゃんと読んでいたら、午前中終わっちゃうでしょ。

そんなレベルの分量だ。

なぜ、自分が送ったものだけ、読んでもらえると思ったんだろう・・・

自分自身、自惚れていたとしかいいようがない。

自分が送ったメールなんて、見てもらえないと思っていたはずなのに・・・

それが、一生懸命文章を考えて送るメールを、みんなは勝手に読んでくれると、勘違いしていたんだ、自分自身で。

他の部長、課長の皆さんは、皆、色々な表現で文章をメールで送っている。

でもそれは、そのメールをちゃんと読んでくれるであろう、ほんの少しの人に向けて送っているもので、全員にちゃんと読んで欲しいなんて、思っていないのだろう。

そのことを考えてメールを送れば、それほど恐れることはない。

己惚れていた私にとって、とても良いアドバイスだった。

自分は他の人を気にしていない、そしてそれは相手も同じ

私ははっきり言って、他の人のことをそれほど気にしていない。

誰かがミスしたって、叱責したり、怒ったりなんてあまりしないし、困った状況に陥っていたとしても、それに気づかないことだってある。

気にしていれば、気づくことだったとしても。

そんなに他人にアンテナを立てていない。

そしてきっとそれは、他の人にとっても同じ事なんだろう。

みんな、それほど私に関心がない。

だから私が何を言おうが、他の人はそれほど気にしていないのだ。

そんな基本的なことを、改めて思い出させてくれた数日間だった。