自分以外の人が頼むとやってくれるのに・・・

ある仕事を何人かにお願いしたところ、やらないと言われた。
でもきっと、経営陣がお願いしたら、やるのだろう。
ある人が頼めばやる、ある人が頼めばやらない・・・こういうことは日常的に起こっている。
これっていったい何なのか?
立場が違う
頼まれる人にとって、頼む側の人間の立場ということ・・・
そりゃ~平社員にお願いされたらやらなくても、社長から言われたら万難を排して実行します・・・となるでしょう。
何せ、社長や経営陣がやれと言ったことをやらなかったら、自分自身にどんな災いが降りかかるか分からない。
特に、自分にとって面倒だけど、やればできるようなものだったら、自分の人事権を持った人の言葉ならやるだろう。
そして、その代わり、自分の人事権なんて全然持っていない人間の言葉だったら、当然やらないという選択肢も生まれるし、それをそのままやらないように持って行くことの方が多いだろう。
本来は・・・
ただ、本来はこれをやる・やらないの判断材料にしてはいけないと思う。
頼み、頼まれる仕事の内容が、会社のためになると分かっていたら、迷わず引き受ける。
または、どんなに難しい仕事でも、それをこなすこと、挑戦することがそのまま自分の成長に繋がるだろうと想像できれば、どんなに苦しくても受けるべきだ。
判断基準は常に仕事と自分の成長に置いているのであれば、相手が誰だろうと関係ない。
そして、今、この仕事を受けると、他の仕事が回らなくなる、もしくは自分の成長する機会が失われるというときは、理由をちゃんと説明さえできれば、断るべきなのだと思う。
自分以外の人が頼むとやってくれるのに・・・
結局、人は仕事を引き受けるとき、相手を見るのだ。
①その頼みを絶対に引き受けなくてはいけない相手
②この人の頼みだったら無理してでも引き受けて上げたいと思う相手・・・
この2つは、同じ頼みでも、引き受けて側の印象がまるで違う。
①は基本的に立場を利用して強制的に言うことをパターン。
一方②は、この頼みごとをする時点で結果が決まっている。
引き受けるか、引き受けないかの結果が・・・
普段から自分の頼み事を無視したり、ぞんざいに扱うような人間の頼みを、簡単に聞くことはできないだろう。
それにも仕方なく引き受けてもらったとしても、ちゃんとした成果物が出てくることはないだろう。
そして、もし普段から自分の頼みごとを快く引き受けてくれる人がいるとしたら、その人の頼みは万難を排しても聞くだろう。
結局は、その頼みごとをする前までの、普段からの相手との関係性で決まっているのだ。
だから気をつけなくてはいけない。
こればかりは日常の積み重ねなのだ。
こいつの言うことなら何とか聞いてあげないと・・・
そう相手に思ってもらうこと。
そして、そう思ってもらうには普段からの関係性を大事にしておくこと。
それが、何の権力も持たない、人事権も持たない人間ができる、相手にお願いを聞いてもらう可能性を上げる手段なのだ。
私は今、何の権力も持っていない。
人事権も持っていない。
でも自分の仕事をする上で、お願いしなくてはいけないことが多々ある。
私のお願いを聞いてもらえるような関係性を、普段から築いておくこと・・・
この積み重ねを、普段から意識して毎日を過ごす必要があるのだ。
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