萎縮させてどうするんだろう・・・

昨日の続き・・・

自分1人の力で何かを達成することは、今の社会の仕組上、非常に困難になってきている。

だから他人の力を引き出すことが、仕事では重要で、その術を身に付けることが必要なんだと強く思っている。

最近の経営陣は・・・

恐怖政治だ。

無茶な要望・課題を振りまいて、できないと徹底的に追及する。

ただ、その追及の仕方が・・・

話し終わった後、「よし!やるぞ!」という気は一切せず、逆に、

「どうしよう、どうしよう・・・」

と、恐怖から、萎縮してしまって、力を発揮できない状況に追いやられる。

モチベーションが高い状態と、モチベーションが低い状態・・・

いったいどっちが、仕事をする上で、生産性高く、成果の高いものができあがるのだろう。

確かに世の中には色々なビジネス本があって、実際に、社員のモチベーションなんか関係なく利益を生み出せるビジネスモデルを構築するべきだ・・・と書いてあるものもある。

ただ、できれば社員はモチベーションとかやる気とかを、外部圧力によってせめて挫かないで欲しいと思うのだ。

自分でモチベーションを下げておいて、その上、ちゃんとした成果を期限内に上げろとは、ちょっと虫が良過ぎるんじゃないのかな・・・

要望・課題を同時にいくつも振りまいて・・・

要望・課題が1つ、2つ、3つ・・・その程度であれば、同時に受けることも可能だが、それ以上の要望・課題を容赦なく、落としてくる。

しかも、それらは基本的に、誰かの力を借りなければできないこと・・・

誰かの力を借りなければできない・・・ということは当たり前として、その肝心の誰かも経営陣によって、時間・労力を蹂躙され続けているので、はっきり言って、適切なタイミングで頼ることもできない。

ま~、結局、経営陣の何でもかんでもちゃんとやれという、指示によって、現場が大混乱しているわけだ。

今はこの人材の力はこっちで使っているから、余力のありそうなこっちに仕事を任せよう・・・

確かにここまで考えられる経営陣は少ないかもしれない。

ただ、自分の会社の人材リソースの余力も把握しないで、次から次へと課題・要望を振りまき続けるのはいかがなものか・・・

その余力を考えず、何でもかんでもやれやれと言うのであれば、そこまで立派な能力がなくても、誰でも経営陣の役割をこなせるのではないだろうか・・・

その上、みんな怖いから、できませんのひと言が言えない。

私も言えない。

何せ、生活が掛かっているわけだから・・・

結局八方塞がりになって、結果できませんでした・・・となって、最終的には怒られる。

そんな毎日をみんな過ごしている。

気づいているのか、気づかずにいるのか・・・人を萎縮させて良い仕事、良い会社組織になればいいのだけど。

私はそうは思わないけど・・・

敢えて言うけど、仕事をする上で、やっぱりモチベーションは大事なのだ。