給与見直しに思うこと②・・・新人教育はどうするの?

今の会社は中堅以上の方々にお金を稼ぐノウハウが集中している。

やはり、この会社が世の中からお金をいただく事業をしているにあたって、新人からお金を普通に稼げるようになるまで、それ相応の時間が掛かるのだ。

ところがこの中堅以上の人達の給与を下げようとしている。

そして、実際の新人教育は、この中堅以上の人達が実質的には行わなければならないのだ。

これって、どういうことを意味するのか・・・

モチベーションの落ちた教師の教育

新人・若手・中途採用、会社は人を採り、その人達が辞めないようにすることに必死だ。

給与をコントロールして・・・

そして、その人達の給与の原資は、中堅以上の社員となるわけだ。

ただ、今回の給与見直しの件で、中堅以上の社員は、モチベーションが落ちている。

そのモチベーションを叩き落した人間達に、これまで通り、教師をやって、新人・若手・中途の人材をちゃんと教育しなさい・・・というのは、いささかムシが良すぎるのでは。

こんな思いを抱いてしまう。

そして、モチベーションの落ちた教師から教育を受ける側の人間も、また悲惨な末路になることは目に見えている。

最悪、モチベーションの落ちた教師と一緒に一蓮托生で落っこちるか、退場するか、深いダメージ・トラウマを抱えてしがみつくか・・・

少し極端に話しているが、それくらい、モチベーションの落ちた教師に教育を任せるということは、リスクの伴うことなのだ。

では自分はどうか・・・

私もモチベーションは正直落ちた。

私も中堅以上の人間だから、給与見直しはそれ相応のダメージを受ける。

ダメージコントロールを自分自身で行う必要のある人材の1人だ。

ただ、私は部下や若手に何かを教えて、成長する姿を見るのが嫌いではない。

成長して色々なことをできるようになる姿は見ていて楽しいし、また、どうしようもなくできない人材が少しずつ会社に貢献できるよう導いていく作業にやりがいを感じている。

だから、自分の給与が落ちるのは残念だが、かといって若手や部下の教育は、自分自身のためにも、これまでと変わらずやって行きたいと思う。

そうやって、成長した部下が、自分の手となり足となり、時には頭となって、チームとしての成果を上げて行くことができれば、とても充実すると思う。

教育というのは、その人次第

人を教育することが好きな人、嫌いな人、どちらも存在する。

教育が嫌いな人は今回の件でもっと嫌いになった人もいるだろう。

ただ、案外人を教育することが好きな人は、給与引き下げについては、それはそれ、これはこれ・・・と割り切って対応できると思う。

私は幸い、人を教育することが好きなので、ダメージは思ったより少なかったのかもしれない。

あくまでも、新人・若手の教育・・・という観点で見た場合は。

ただ今回の給与見直しについては、まだ疑問点、モヤモヤしたものが残る。

この続きは明日、お話ししたい。