歩留まり

今の会社は歩留まりが多い。

それは自分たちの実力不足に尽きる。

そして、その実力不足にも色々な種類があるわけで・・・

能力不足だけではない

能力不足で歩留まりが起こる・・・これはありきたりのこと。

しかし、歩留まりもこれだけが理由というわけではない。

例のごとく、経営陣の存在がある。

例えば経営陣が1個、これをやりなさいと言う。

配下の人間は一生懸命やるわけだ。

そして出てきた成果物に対して、経営陣は難癖をつけてやりなおさせる。

そして・・・

これを延々と繰り返すのだ。

これってパワハラなんじゃないだろうか・・・と思うほど、どうでもいいこと、重箱の隅をつつくようなこと、覚えたばかりのビジネス用語を駆使して部下を追い込んでいく。

つまり、終わりっこないのだ、仕事が。

その上、1個だけじゃない。

何個も何個も、その日その日で仕事を増やしていく。

部下は1個も仕事が終わらない。

なぜなら経営陣が”うん”と言ってくれないから・・・

そして、1個、また1個と仕事が増えていく。

人間はマルチタスクには仕事ができないことがほとんどだ。

1つの仕事をしている時、別の仕事が頭の中に情報が残っていると、集中して仕事ができない。

そのような状況を、彼らは意図的に作り出しているのか・・・

結局生産性は激減する。

戦力は激減する。

そんな状況の繰り返しなのだ。

ま~、部下は仕事の歩留まりを起こす、それについても激詰めする。

何かを作り上げるときは、一緒に作ろうという意識が必要だ。

それが全く経営陣にはない。

足を引っ張るとか、突っ込むとか、詰めるとか・・・何だか経営のお勉強をしているのだが、そんなことばかりに理論を使っているのだ。

時間とお金と人材リソースの無駄遣いをしまくっている。

そんな経営陣に消費されている上層部の方々はつくづく気の毒に思ってしまう。

ただ上層部の人達は、そんな状況下においても耐えている。

生活が掛かっているからか、もはや反撃する気力を根こそぎ奪われているからか、思考停止状態に陥っているからなのか・・・とにかく経営陣の言うことに、ただただ従っている。

それって、私から見ると、とてもすごいことなのだ。

もし自分が同じ境遇にあったら、必ずどこかで反撃する。

しかも、とことん言うだろう。

あなた方のやり方は異常で、人材リソースを無駄にすると。

そして、一緒にゴールを目指そうという考えがないのであれば、言われた仕事を完遂することはできないと。

そんなことを、どこかで言ってしまうだろう。

こんなことを思われている時点で、経営陣にとってはすごくマイナスだと思うのだが・・・