能力を超えた会議・打ち合わせ

自分は最近、ファシリテーション能力が上がって来ていると実感している。

会議や打ち合わせは嫌いではないし、むしろ、そのような場で言葉を発するレベルにまでなったことに対して、自分自身驚いている。

昔は会議の時、何も話せず、またいざ発表となると、周囲の言っている声が聞こえなくなるほど緊張していたものだ。

それが今では自分の強みとして認識できるほど、様々な発言をするようになった。

ま~社内に限ったことではあるが・・・

しかしそれが、過信となり、謙虚さを失っているとも思える出来事があった。

それは、自分ではまとめきれない会議に参加した時だ。

自分の能力を超えた会議・打ち合わせでの振る舞い

全然できていない。

かなり狼狽し、どうすればいいのか分からない。

先日参加した打ち合わせは、そんなレベルのものだった。

複雑に問題が絡み合い、どこから手を付けてよいか分からない。

それは3人の打ち合わせだった。

しかし、3人とも、現状を話題に出す。

その解決策を考える。

それを打ち合わせの最中に考え続けた。

だが、私自身が途中でギブアップ。

自分の発言が支離滅裂なものになっていると、自分自身で認識できるほど、考えをまとめて発言するという、基本的なことができなくなった。

あ~これじゃ~、伝わらない・・・あきらかに自分でもそれを認識できるほどひどく支離滅裂な発言を繰り返した。

結果、1時間予定の打ち合わせは1時間30分を超え、きちんとした結論を出すことができずに打ち合わせは終了。

久々に自分自身の力のなさに打ちのめされた打ち合わせであった。

これもいい経験

とんでもなく酷い打ち合わせ・・・自分が出席する打ち合わせ・会議では極力こんなことが起きないように気をつけたいと思っているし、そのように進みそうになったら方向転換や修正することを目指している。

しかし、それは自分の力がその会議・打ち合わせの課題やメンバーのレベルが下の場合のみに有効な手段。

レベルが上の課題やメンバーの場合、自分の力はまるで役に立たないことを改めて思い知らされた。

そして、これを思い知れたのは、改めていい経験であったと思った。

昔はこのようなことで、絶望感を味わうことはなかった。

なぜなら自分がそのレベルに達していなかったから・・・

ある一定のレベルに到達しないと次の壁は出てこない。

自分はある一定のレベルに達しているから課題を見つけることができている。

これは自分が成長している証拠。

今回の打ち合わせ、非常に反省点の多いものだったが、もう1度基本に立ち返り、自分の会議・打ち合わせでの振る舞い、もしくはこのような状況になった時の対応方法をシミュレーションするといった努力が必要であると感じた。

それにはきっと、事前準備や復習(振り返り)、それらが必要になってくる。

今の会議・打ち合わせではできなくても、将来必ずある会議・打ち合わせでは今できなかったことをできるように軌道修正する。

そんな繰り返しが、これからはますます必要になると実感する出来事であった。