時間外の要望

仕事が終わり帰宅してから、ある上層部から入電。

経営陣から資料提出の要望があったと・・・急いで提出したいのだが、どうしようと・・・

う~ん、難しい問題だ。

対応するべきか、対応しないべきか、それが問題だ・・・

有名な言葉を引用してしまったが、結構難しい。

その上層部の社員だって、きっと電話をしたく電話してきたわけではない。

ただ、経営陣からの依頼に焦って連絡をしてきたに過ぎない。

ま~、私も経営陣から依頼があったら焦るだろうから、その社員の気持ちも分からないではない。

しかし、時間外に頑張って対応してしまうと、最終的に経営陣がつけあがってしまう。

そのため、時間外に対応しないという選択肢も間違いなくあるだろう。

もちろん、その場合、その上層部からの信頼も失墜してしまうことはワンセット。

それは嫌なんだよな~

そもそも、時間外に平気で資料提出を求めてくる経営陣もちょっと考えて欲しい。

別に指示を出すのは時間外でも構わない。

ただその時は、期限も一緒に情報として載せて欲しいのだ。

明日の何時まででいい。

今すぐ欲しい。

1週間後の何月何日までに欲しい・・・

時間外であればその情報が何より重要だ。

どれほどの緊急性を要しているのか、上層部を始め、指示を受けた人間は分からないから、その後どう動けばいいのか分からない。

あえてその情報を載せていないことも考えられるが、それであれば、時間内にそういう指示は出して欲しい。

少なくとも、時間内にその指示を受ければ、必要な人材リソースは揃っているわけだから、緊急性を要するものでも、対応できる確率は高くなる。

結局準備しておくしかないのか・・・

ただ、経営陣に進言するということも、今の社内情勢から考えれば無理というもの。

そうであるのなら、経営陣の思考を常に読み取り、必要となりそうな資料を予め準備しておく必要があるのかもしれない。

どんな資料、どんなデータを経営陣は必要とするのか・・・今の状況から読み取っておき、先回りして準備しておくのだ。

もちろん、詳細な資料を準備しておくというわけではない。

少なくとも、どこに何のデータがあり、それをどのようにすれば取り出せるかを把握しておくだけでよい。

今の仕組み上、時間が経つと取得できなくなる情報が結構ある。

それも想定しながら情報を準備しておくということが、今は1番有効な対処ほうであると考えられる。

とはいえ、時間外に上層部を焦らせてその下の人間まで巻き込むような指示の仕方は、謹んで欲しいのだけど・・・ちょっと難しいか。