イシューの重要性

最初にこの言葉を聞いたときの印象・・・何、これ?

また、ヘンテコな言葉だな~と思ったが、この言葉の意味を理解すると、その重要性を尾も知らされることになる。

なぜイシューより始めることが重要なのか?

イシューとは、何かの行動を起こす前に、事の本質を見極めてから動くこと・・・

例えば、障害のヘルプデスクをしていて、ITスキルを学ぶ必要があるとする。

その際、1年に1回しか起こらない障害を、真剣に何十日も掛けて学ぶとしたら、ヘルプデスクの役割をこなすことはできない。

1日の5回起こる障害に関する勉強をすべきだ。

簡単に言うと、こんなこと。

ここまでかみ砕くと、なんだ、そんなこと当たり前のこと、誰もそんなことやらないよ・・・と思うかもしれない。

しかし、現実の世界、特に現場では、多かれ少なかれ、こんなことをしてしまっている人達が結構いるのだ。

そこは今、時間を掛けるべきところではない、労力を費やすところではない・・・など。

ただ、偉そうに話している私も、元々そんなことお構いなしに時間を掛けることをしていたのだ。

これって目的はなんだっけ?

最近私のお気に入りの言葉・・・

この言葉がお気に入りな理由がきっと、イシューから始める大切さを、だんだん実感してきたからなのだ。

今、何が必要なのか、どこに時間や労力を割くべきなのか、そのことを理解してから、行動に移す・・・そうしないと、起こした行動全てが無駄になるケースだってあるわけだ。

もちろん、最初からイシューを目指して動ける人ばかりでないのは重々承知。

しかし、少なくともイシューという言葉があり、その意味を理解した上で、その言葉を実践してから行動に起こすということは、とても重要なことだ。

それを積み重ねた結果、イシューという言葉を使いこなすために必要な行動だ。

このことを理解しながら、行動している社員は、我が社でも案外少ない。

※もちろん、自分も始めたばかり・・・

今になって思うと、2年ほど前、今の経営陣から、仮説検証・仮説検証・・・と繰り返し言われ続けてきた。

この仮説検証の大元になる言葉こそイシューなんだろう。

仮説検証とイシューは繋がっている。

イシューを用いて、仮説検証しないと、いざ実行した時の損失が大きい。

損失とはこの場合、人的資本であったり資金であったり・・・だ。

ヒト・モノ・カネというが、これらの要素は、1度使うと取り返しがつかない。

だから大切に使用する必要がある。

それらを使用する前に、物事の本質を掴み、リソースを割くべきかどうかを考え、実行に移す前に仮説検証を行う。

そうして実行に移すという行動が、必要なのだろう。

どんなプロジェクト、作業をする時も、このことを意識して行動したいと思う。