レベルの高い業者との打ち合わせ

ある業者との打ち合わせが終わった瞬間、部下が言った。

「この時点でお金を払いたいくらいだ・・・」

私も全く同意見だった。

お金を払いたいと思わせるギブ力

内容としてはWebマーケティング。

元々は、何度も何度も営業の電話が掛かってきて、その度に部下も私も断っていた。

しかし、Webマーケティングについて、何らかの情報を得てもよいかもしれない・・・と思った私が、3か月先なら・・・と電話で答えた。

そうしたら、本当に3か月後に電話が掛かってきたのだ。

う~ん、いい意味ですごくしつこい業者だ・・・

そう思った私は、1度だけ話を聞いてみることにした。

もちろん、Webマーケティング担当の部下と一緒に・・・

当初は1度だけ話を聞いて、サービスの導入はお断りする予定だった。

限られた時間で私達が魅力を感じるサービスを簡単にプレゼンできるわけがない。

また、例え魅力的だったとしても、私達には自由に使える予算はない。

予算の配分の権限は経営陣にある。

至極当たり前の話しだった。

・・・しかし実際のプレゼンは私達の想定を遥かに上回るものだった。

それはなぜか・・・

Webマーケティングにおいて、必要な情報なのに知識がなかった情報、私達の質問に対する回答、私達が思いもしなかった情報公開・・・

どれもこれも、高額セミナーレベルのものだった。

プレゼンの仕方も素晴らしい。

今の時代、1番重要なのは情報で、良い情報のためなら私達はお金を払っても得るべきだ。

そのお金を払っても得るべきという情報というものは、こういうものですよ・・・というものを次々と紹介してくれる。

しかも、これはまだ契約も完了していない、無料の状況下でだ。

本来ならば、ここからは有料で・・・となるはずだ。

しかし、そんなことはお構いなしにどんどん、色々な情報を教えてくれる。

返ってこっちが、こんな情報を無料で聞きまくるなんて、本当に申し訳ない・・・と思うほどだ。

これが冒頭部下の思わず言葉にした、

「この時点でお金を払いたいくらいだ・・・コンサル料として」

と言った言葉に繋がる。

打ち合わせ時間もはかったように1時間、しかし1時間が短く感じるほどだった。

流れも素晴らしい。

こんな打ち合わせ、久しく出席したことがなかった。

そして何より、お金を払って契約して、この人と一緒に仕事をしたい・・・と思わせてくれる人だった。

もちろん、サービス内容にお金を支払うことになるのだが、何よりもこの人と一緒に仕事をすることができれば、こちらも成長できると思わせられるような人だった。

こんな業者が実在するんだと、部下と一緒に打ち合わせ後、しみじみ思った。

後はこの業者と仕事をするために、どうやって契約すればよいのか・・・そのことについて考えを巡らせている。

できれば契約にまで、こっちがこぎつけたいと思った業者であった。