会社の朝の掃除

正直に言うと、朝の掃除は適当にやっている。

一生懸命やっていない。

掃除の大切さを解く大経営者はたくさんいるが、自分はその意味が未だによく分からない。

ちょっと心苦しい・・・

では、朝の掃除をしないのか・・・というとそういうわけではない。

もちろん毎日朝、会社の掃除をやっている。

それにはどんな意味があるのだろうか・・・

みんな見ている

なぜ掃除をやるのか・・・

それは皆が掃除をしているからだ。

それに尽きる。

みんながやっていなかったら、朝の掃除はきっとしないだろう。

なぜか・・・

それは、皆が掃除をやっている中で、もし掃除をしていなかったとしたら、皆がどう思うだろうか・・・?ということが答えとなる。

きっと掃除をしていない人間を見たら、

「こいつ掃除やってねー!」

となるだろう。

言葉に出すかどうかは別として、皆の記憶には協調性のない奴だ・・・となってマイナス評価となる。

これが1番恐ろしいことなのだ。

皆と一緒に掃除をやっていない・・・このことだけで、今後の会社員人生において、他の人の協力を得られるか、得られないかの大きな瀬戸際に立たされる。

たった朝5分・10分の掃除時間を投資しないだけで・・・

そう、朝の掃除の労力と時間というのは、他の人達から悪く見られないための投資の時間なのだ。

それ以外に自分が掃除をしている理由はない。

職場を綺麗にするとか、気持ちよくするとか、そんな崇高な気持ちは一切ない。

ただ、ただ他の人から悪く思われないため、そしていざ一緒に仕事をする事になった時やアドバイスが欲しいときに、悪い印象を持たれないようにするため・・・

日頃からこのことだけのために、5分~10分の時間と労力を投資している。

部下にもこれは教えている

私の部下はよく仕事をしてくれる。

しかし、目に見える仕事ばかりに目が言って、掃除をしない時があった。

そんな時は注意した。

他の人から見たら、どう思われていると思う?

自分が掃除しているときに、掃除していない人を見たらきっとサボっているように見える。

それって、あなたにとって今後とっても損なことになるよ・・・と。

それについては、部下も同意はしてくれている。

時々出勤が遅くて間に合わない時もあるようだが、基本的には掃除してくれている。

朝の掃除というのはやれば0、やらないとマイナス評価、しかしこれも一種の投資となるのだ。

何ともネガティブな理由ではあるが、朝の掃除をすることによって、人間関係構築の基礎、自分の仕事のやりやすさに繋がるのは間違いないことなのだ。