簿記を学ぶということ

日商簿記3級を取得して半年、復習などやっていないので、もし今、日商簿記3級を改めて受講したら間違いなく落ちるだろう。

ま~これはある意味致し方ない。

本当は、定期的に復習をして、せっかく身に付けたスキルを落とさないようにしたほうがよいのだろうけど・・・

ただ、資格取得を前提としたスキルは落ちているが、簿記を勉強したことは至るところで役に立っている。

ファイナンスの本を読むと・・・

今年の目標にお勧めの70冊の本を読むというものがある。

この70冊を読むと、ビジネスに役に立つ、できれば20代のうちに読んでおくと良いものだということなのだが・・・

その中にはファイナンスの本も何冊かある。

そして、このファイナンス系の本を読んでいる時に、簿記で勉強したことがかなり役に立っている。

なぜなら、ここに出て来る用語が、何となく分かるし、この数字ってどこから持ってくるんだっけ?というのも何となく分かるからだ。

この何となく分かる・・・というのが、とても大切。

今回読んでいるファイナンス系の本は、本来簿記の知識がなくても大丈夫・・・という謳い文句で発行されている本だ。

しかし、やはり簿記の知識があることで、より理解が深まるし、また、簿記を1度勉強したということで、あきらかに言っている内容の意味がより深く把握できるというものがある。

そして、ここからが重要なのだが、このファイナンス系の本とはいったい何のために読むのか・・・

そう、会社経営と結び付けて考えることができるようになることが最終目的だ。

この会社経営の中での簿記・ファイナンスというのがとても重要で、簿記は簿記、ファイナンスはファイナンス、経営は経営・・・と独立した知識として身に付けるのでは意味がない。

簿記を勉強したことによりファイナンス系の本がより深く理解することができ、結果、会社経営におけるファイナンスの役割、繋がりをより深く理解することができるようになっている。

簿記というのは、社会人の基本。

そんなことはずっと以前から言葉では分かっていたが、実際に簿記を取得しよう、勉強しようとは自分自身では思わなかった。

勉強するのが面倒、落ちるのが怖いというのがその理由。

しかし、その間も実はファイナンス系の本は読んできたわけだが、今ひとつ、身に付いている・・・という実感が持てなかった。

それは簿記のある程度幅広く深い知識がなく、軸がなかったことが原因だ。

今回は簿記をある程度勉強してから、経営に結びつくファイナンスを勉強しているということで、関連性を考えながら本を読めている。

実際の仕事にも生かせるだろう。

やはり簿記を最初にある程度時間を掛けて学ぶというのは、重要なことだったのだ。