ファシリテーション能力

最近も話したが、自分自身のファシリテーション能力は上がってきたと思う。
会議や打ち合わせを回す力というのは思った以上に重要で、この能力を身に付けることは、今の会社に限らずどのコミュニティーでも重宝される能力だと思う。
ファシリテーターのいない打ち合わせ
ファシリテーションが重要というが、その重要性を理解するには、しっかりとしたファシリテーターがいない会議・打ち合わせを想定するとよい。
もしファシリテーターが不在、もしくは準備不足のファシリテーターの会議・打ち合わせに出た場合、その会議・打ち合わせは悲惨なものとなる。
恐らく、
〇目的が共有されない
〇目的が共有されていないから、ゴールが分からない
〇ゴールが分からないから彷徨っている
〇彷徨っているだけでゴールに辿り着かないから終わらない
〇本質からずれたときに修正ができない
〇誰も発言をしない
〇時間だけが過ぎていく
・・・etc
実際に、最近のある会議では20人以上の参加のあった会議で、最初から最後まで会議の目的が分からず、1時間の予定が2時間超の会議となったものがあった。
会議は目的と思われる場所に着地できなかったばかりか、本質とずれた内容の話しばかりに焦点があたり、また会議に20人以上参加していたにもかかわらず、発言したのは、5~6人程度、本質とずれた部分に関わっているメンバーのみの座談会になってしまった。
これでは、何のために、20人以上集めて2時間拘束したのか分からない。
この会議は、主催者の準備不足であったことは否めない。
ただこの会議の議題は非常に難しい内容だった。
そのため、自分だったらこの会議をどのように回すか・・・考えると非常に勉強になった。
やはり複雑であったり、難しい会議であればあるほどファシリテーターの存在は重要で、会議の出来を大きく左右するものである。
では、ファシリテーターはどのような心構えで会議に望む必要があるのか?
準備が全て
ファシリテーターの力といのは、ひと言で言えば準備力だ。
準備がしっかりできているファシリテーターの会議は至ってスムーズだ。
〇目的が明確である
〇その上で目的が共有されている
〇目的が決まっているから本質からずれたとき軌道修正を図れる
〇ゴールが見えているからファシリテーターも参加者も彷徨うことがない
〇時間を確認しながら進めるから、想定の時間内で畳む動きができる
〇この目的を達成するためにはこの場面では誰に発言していただくか、はっきり分かる
・・・etc
ファシリテーターがしっかりと前準備をしておけば、会議は有意義なものになる。
また、ファシリテーターの準備というのは、直前に行われる会議の前だけにやっておくものではない。
〇日常で出席する会議におけるファシリテーターを参考にする(よいファシリテーター、悪いファシリテーターどちらからも学びはある)
〇人前で話す練習を至るところでしておく
〇見出しを見たただけでも、何も見ないである程度自分の考えを話せるように常日頃から準備しておく
〇あらゆる場面で自分だったらこう思うと、考えるくせをつけ、頭の中で説明するくせをつける
〇朝礼・終礼などのちょっとしてミーティングをファシリテートの練習の場として、意識して量をこなす
・・・etc
結局、常日頃の生活の中で、練習できること、準備できることは山のようにあるということだ。
このことを意識するようになれば、全ての場面がファシリテーターとしての練習の場とかすことができ、ファシリテーターとしてのスキルが指数関数的に伸びていく。
・・・ということに最近気づいた。
自分はファシリテーターとして成長している・・・と実感する毎日だ。
・・・ということは。
調子に乗っていると痛い目に逢う
私は調子に乗っていると必ず落とし穴に落っこちる。
それはこれまで何度も経験したことだ。
自分はすごい、自分は他人より優れている・・・こんなことを思った瞬間に、必ず躓いたり落とし穴に嵌ったりを繰り返している。
気を引き締めなければならない。
自分なんて大したことはないから、常に謙虚な気持ちで精進していかなければならない。
そのことを、肝に銘じなければならないのだ。
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