3C分析

あるコンサルティング会社に勤めている方のお勧め本70冊。

そのうちの1冊を読み始めたところで、出てきた用語、3C分析。

そう言えば、我が社の経営陣がこの言葉を最近よく使っていると、風の噂で耳にした。

本を読んでみて思ったことが、確かにこれは勉強家の我が社の経営陣が好みそうな分析ツールだと思った。

3C分析とは・・・

簡単に言うと3つの”C”の頭文字、カスタマー、コンペティター、カンパニー。

市場・顧客、競合、自社・・・この3つの観点から、自社の戦略を考えるというもの。

以下、自分の言葉に置き換えると・・・

1番注目するところは市場・顧客と自社の関係性。

お客様に対して我が社はどんなサービスを提供できているのか?

全てはここから始まる。

ただ、単にお客様と言っても、定義が無数に存在する。

大きく分けると、市場はマクロ、顧客はミクロ・・・

※書籍ではもっと厳密に定義していたが。

マクロの概念から、今社会全体はどんなサービスを求める傾向にあるのか、どんなサービスが今後伸びそうなのかを確認する。

その全体的に俯瞰した状態で市場を確認した上で、今度はミクロの概念から考えていく。

ミクロとはお客様との1on1。

この状態でお客様の個別のニーズを引き出していき、最終的に自社はどのようなサービスを顧客に向けて提供していくのかの方針を決めていく。

※どちらかというと我が社はこのミクロの情報のみで経営していた感じかも。

しかし、このサービスを提供する段階で登場するのが、コンペティター(競合)。

よほどニッチな状況、ブルーオーシャン的な状況でなければ、必ず競合は現れる。

自社と同じようなサービスを提供する会社だ。

その競合と差別化を図るのに、最も手っ取り早いのがサービスの価格を下げること・・・

しかしこのサービスの価格を下げることは競合との消耗戦に繋がり易い。

最終的にどちらも不幸な目に逢うことが予想される。

そのため、このサービス価格を下げるという行為は、もろ刃の剣。

様々なYouTuberの方々が言っているが、今の日本はむしろ価格を上げないと駄目だと言っている。

そうしないと、サービスレベルの低下、もしくは人材リソースの消耗を引き起こすと・・・

だから価格を下げるではなく上げる、そのためには他の部分で競合とは差別化を図る必要があるとのこと。

価格を上げる、顧客の相対数を減らす、その代わり接客レベルを異常なレベルに上げる・・・など。

たくさんの顧客を相手に接客レベルを上げるということは非常に難しい。

それができれば1番よいが、それは無理な話し。

※今の経営陣はそんなことも求めそうだが・・・

だから、ある程度顧客を減らしてでも客単価を上げて、お客様1人1人に対するサービスレベルを上げるという動きが必要・・・

これは1例だが、競合との差別化を図るということはとても重要な話なので、ここに記しておく。

3C分析については、必要に応じて使うツールとして自分の頭の中に入れておきたい。