炎上案件中の人材リソースについて

炎上案件真っ最中の現在・・・

1番気をつけなくてはいけないことがある。

人間関係だ。

危うい時期

今現在、炎上しているプロジェクトのせいで、みんな余裕がない。

このプロジェクトに関わっているのは、各部署1名~3名という感じなのだが、結局そのプロジェクトに関わっていない社員は、それに関わっているメンバーができない仕事を肩代わりしなくてはいけない。

もしくは、肩代わりできる人材のいない部署に所属するメンバーは、仕事が2倍になるイメージ。

または、自分本来の仕事を放っておいて、そのプロジェクトに関わって、その仕事が放置されている状態。

結局、炎上しているプロジェクトが1つあるということは、会社全体の戦闘力を大幅に減らすことになるのだ。

しかし、その事実は経営陣が分かっていない。

それは普段の言動からも見て取れる。

何せ・・・この炎上しているプロジェクトの期限を決めておきながら、次々と仕事を指示していくのだ。

確かに頭の回転の早い経営陣・・・新しいことを思いつくのは結構なことだが、この自分の会社の人材リソースがどの程度のものなのか、把握していないのには困ったものだ。

社員が壊れるまで気付かないのか、それとも気付かない振りををしているのか・・・

これを調査しなさい、この資料を作りなさい、この資料の根拠は何ですか・・・

ま~こんなことを続けていれば、社員はあっという間にパンクする。

そして、パンクしたとしても、通常業務を社員はこなさなくてはいけない。

通常業務をこなしていないと、この案件はどうなってんだ、何で歩留まり起こしているんだ、その根拠は・・・結局この負のスパイラルから社員は逃れることができない。

自分の会社の人材リソースを考えず、ポンポンやれやれ言うだけだったら、はっきり言ってその経営者は無能なのだ。

経営陣は、常に引き算を考えられないといけない。

何せ、仕事の量を減らす、どこにどれだけの戦力を回す、事業から撤退する・・・その判断ができるのが、唯一経営陣たちなのだから・・・

その覚悟はない。

引き算をする覚悟は・・・

結果的に社員は我慢して我慢して、指示を受け続け、パンクして仕事を滞らせて、経営陣から叱責を受ける。

なんだかこの繰り返しになっているのだ。

できないと言えない時

やはり、どこかで、経営陣に分かってもらうしかない。

あなた方がやっていることはおかしいと・・・

このプロジェクトを成功させたいのなら、何かは諦めてくれないと・・・

そうしないと社員が壊れる。

社員が壊れてからでは、はっきり言って遅いのだ。

でも今の経営陣だと、壊れたら別の人間を据えればいい・・・と考えているのでは、とさえ思ってしまう。

それくらい、人間を使い捨てているようにしか思えない。

確かに、社員を成長させるには、これまでの仕事を見直し、変化を起こし続け、それに対応できる社員にするのが1番手っ取り早い。

しかし、それにも限度というものがある。

常に今の社員が110%の力を出さなければこなせない仕事を与え続けること・・・それが1番の成長させるやり方だと思うのだが、今の経営陣は200%の力を出させて、行き倒れに導いている。

どうやったら分かってもらえるのか・・・

今の自分では、想像もできない状況が続いている。