デジタルに対応する会社を目指して

デジタル人間とアナログ人間。
今の世の中、こんな言葉が使われることがあるが、これってどういう意味なのか。
これはただ、自分の人生でどれだけ使いこなしているか・・・に尽きると思う。
そして今、企業がデジタルに移行しないと生き残れない時代になってきている。
それはアナログだけで生きている人間にとって、住み辛い世の中になっていることの同意なのだが・・・
我が社の経営陣
さすがに我が社の経営陣は分かっている。
これからはデジタルを制するものが、生き残って行くと・・・
そして、その考えに、我が社の社員がついていけていない。
なぜなら、デジタルの重要性を具体的にではなく、ふんわりと説明しているからである。
これからの時代、デジタルは重要、だからこの会社はデジタルに強い会社にならなければならない。
そう、何度も言うことは言うのだが、では、具体的になぜデジタルが重要なのか、世の中に起こっていることと何をリンクさせてそういうことを言っているのか、そこが不透明なのだ。
だから、現場の方々は腹落ちしない。
しかも、現場の方々は今の仕事のやり方が自分達にとって1番やりやすいやり方だと思っている。
※実際は他のことを試す余裕がないだけ・・・
だから、変化に対する抵抗は強い。
デジタルに強い会社にするということは、今の仕事のやり方を間違いなく変えなければいけないということ。
そして余裕がない中でその変化を受け入れるだけの体制が整っていないということ。
だから、現場の方々は、この経営陣の表面だけの言葉に耳を傾けることはない。
しかし、強制力だけは天下一品の経営陣。
強制されて、上辺だけデジタル化を装う現場の方々・・・全く意味のない作業が1つ出来上がるわけだ。
経営陣は、上辺だけ出て来る数字を見て、我が社のITリテラシーは上がっている・・・と勘違いする可能性も出て来るのだ。
経営陣の言葉を通訳する
正直、今の経営陣にも、なぜデジタル化が必要なのか、現場の方々を完全に腹落ちさせる力はない。
その力は頭の良さとか知識とか、話し上手とか、そう言ったものの努力では難しいからだ。
現場の人達の話しにまずは共感し、その上で具体例を用いながらデジタル化を説明し、それではどうやって現場にデジタルを落とし込んでいくか・・・そんな寄り添った対応が必要になるのだ。
その時間が経営陣は取れない。
だから、情報システム部門の人間が必要になる。
経営陣の話しを現場の方々に通訳するのだ。
その通訳力が、今後この会社で評価されるかどうかは分からない。
ただ、この通訳ができるかどうかで、我が社がデジタルに強い会社になるか、今のまま、弱いままでいるかが決まると思う。
そして、デジタルに強くなれなければ、淘汰されていくのみ。
とりあえず、やるだけやってみようと思う。
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