判断とは?

仕事をしていると、判断をしなくてはいけない場面が必ず出て来る。

そして、その判断をできる人というのは、上役ということになる。

判断の内容については、必ずレイヤーというものが存在し、この判断は課長、この判断は部長、この判断は最終的な会社の責任者の経営陣・・・という具合に、各々判断できるレベルが存在する。

この判断できるレベルというものは、我が社の場合、多くがテキスト化されておらず、それまでの経験値や状況を察知して行う必要があり、間違ったレイヤーの判断をしてしまった場合は、経営陣からの評価を下げる。

判断するということは難しい

判断できるレベルにあるということは実はとても難しい。

何でもかんでも判断を自分より上の人間に放り投げればよいかと言うと、そんなわけがない。

障害対応、どんな対応すればよいか、3つ出てきたときに、これってどの対応すればよいでしょう?・・・なんてそんな些細なことを経営陣に聞いているようでは、経営陣がパンクする。

また、会社にとって、重大な物事であれば、自分1人の判断はせずに、経営陣や上層部を含めて、情報共有した上で、判断をするのが妥当なところだろう。

この辺りは各々の肌感覚になってしまうので、非常に難しいところ・・・

こればかりは、自分の経験値を上げて行く以外、判断してよい、判断しては駄目・・・のレベルを上げて行くしかないのだろう。

いざという時・・・

ただ、判断を自分ではせずに、経営陣に任せなくてはいけない場合で、困った場面がある。

それは、この判断は経営陣がするものなのに、肝心の経営陣がつかまらない時。

更に、判断するまでの期限が切迫している時・・・

その時は本当にどうして良いか分からない。

こんな時は、上層部に相談するのが関の山だが、結局その上層部も、相談に乗ってくれるとは限らない。

ま~、そんな時は、どうしようもないから、あきらめるしかないのだろう。

そして、それ以降については、こんな時はどうするか・・・今回判断できずに困ってしまったことを事例にして、判断内容を決定しておくことが重要だ。

適切な判断者が存在しない時は、せいぜいこんなことでしか回避する手段はない。

判断することは大変

何かを判断するということは、それ相応の責任を伴うもの。

だから、労力も要するし、その判断をするための基礎知識を日頃から準備しておく必要がある。

自分より上のメンバーに判断を仰がなくてはいけない時でも、ただどうすればよいのでしょう?と丸投げするのではなく、自分だったらこうします・・・という判断の提案は、ワンセットにしないといけない。

そうすれば、経営陣はそれを元に、イエス・ノーで答えられる。

また、自分は判断をする練習になる。

その2つを組み合わせながら、判断できる存在に成長していくことが不可欠である。