暴走が止まらない経営陣

毎月のように人事異動が行われている。

少し駄目だと思うと、すぐに人を動かしたり降格したり・・・

そんなことを行っている現在の経営陣。

経営とか世の中の動きについての勉強はしているが、人間の勉強が不足していると感じざるを得ない。

自分たちで作ったルールをなぜ守れない?

我が社には色々な役職の人がいる。

そして、この4月に、人事給与の規則が大幅に見直された。

社員はそれに不平不満を口にしているが、それにしても、公の場でそれを口にすることはできない。

そんなことをしたら、自分自身の地位が危うくなる。

今の雰囲気だと、不平不満を口にしただけで、どんな処分を受けるか分かったものではない。

そんな状況で毎日仕事をしている私たちは、ある意味すごいな~と思ってしまう。

ま~そんなことはさておき・・・

不満は色々あるが、その中の1つに、自分たちで作ったルールをなぜ守れないのか・・・というものがある。

役職が上の人間は、任期ができた。

この期間内にこのノルマをこなせなかったら降格・・・というものだ。

このルールが4月にできたわけだ。

それなのに・・・

この時期にもう、その役職の地位にある人間を、降格させることが決まった。

まだ5か月で、任期はもう少し長かったはず。

あの、社員を不信感の渦に巻き込んだ、人事給与改定の根幹をなしているはずの、任期というあのルールを、簡単に反故にするの?作った張本人たちが・・・

これでまたひとつ、経営陣は社員からの信頼を失ったということだ。

だったらルールなんて作るなよ

ま~、ここで思ったことが、これだけベテラン社員のやる気を削ぐようなルールを考え押し付けた上、更に自分達で作ったそのルールさえも破るのかい?

どこまで調子に乗っている・・・?

経営陣は世の中の動きを勉強している。

だからその流れに合わせてルールを変更しながら会社運営をしていくことが必要だということは分かっている。

でもそれだったら、今回の人事はこういう理由で行われた。

ルールとは違うけど、致し方ない処置でした・・・と社員全員にオープンにしてお知らせする覚悟くらい持ってほしい。

そうじゃないと、経営陣のやりたい放題の経営に、社員は振り回されることになる。

ま~自分たちの会社だから、好き勝手やっても構わないと思っているのだろうけど、こと人間に関わる部分はもう少し配慮が欲しい。

定性的だの感情だの、そんなのいちいち理解しろとは言わないけど、最低でも、こういうことやったら人はどういう感情になるのだろう、その感情のまま仕事をしたら、どんな成果を生み出すのだろう・・・と想像くらいして欲しい。

あれだけ、世の中の勉強をしたり、本を読んでいるんだ。

きっと心理学だの人間学だの、そんな本だって読んでいるに違いない。

そして、それが現実世界で全く生かされていない。

結果、社員の心は会社から離れ、新人・中堅・ベテラン問わず、毎日疑心暗鬼の中、いつ辞めるかだけのタイミングをはかっている毎日だ。

こんなことに、自分の心や労力を費やしたくないんだけど・・・

少しでも早く、この会社だけにしか価値をもたらさない人間を卒業しなきゃ・・・と思う、人事異動の内容だった。