人に任せるか、機械に任せるか・・・②

前回の続き・・・
自分の仕事、もしくは部署の仕事を機械に置き換えられる人材を会社は評価するわけだが、そもそもそんな人材になるためには、どうすればよいのか?
それには、2つやることがあって、
〇自分のやっている仕事を機械に置き換えられないか、常に考える癖を付ける
〇機械ができることを知識として持っておく
この2つが必要だ。
自分のやっている仕事を機械に置き換えられないか、常に考える癖を付ける
どんなに素晴らしいITベンダーがいても、どんなにITスキルの高い人材でも、業務の中身を知らなければ、よいシステム構築はできない。
すなわち、業務をりかいできなければ、よいシステムの提案はできないわけで・・・
そして、それはどちらかと言えば、エンドユーザー側の努力が必要な部分となる。
エンドユーザーが自分の業務、仕事を常に機械に置き換えられないかを考え続ける。
もちろん、これは相当難しいことだ。
何せ、普段、何気なくこなしてしまっている仕事を、意識して機械化できないかを考えなくてはいけないのだから・・・
しかしこの工程なくして、自分の仕事を機械に任せることはできない。
そもそも、自分の未来の時間を確保するために、機械化するのだ。
そりゃ~、それ相応の投資が必要だろう。
本来、忙しい人ほど、未来への投資は必要だ。
しかし、忙しいほど、未来への投資の時間を取ることができず、目の前の作業に追われて時間を確保できない。
結局この負のスパイラルから抜け出すことができない。
1回、覚悟を決めて、この負のスパイラルから抜け出すために、無理をしなければいけない時期というのは必ずあるのだ。
ただ、ここでもう1つ問題が・・・
どんなに自分の業務を機械化できないかを考えたところで、機械化の方法が分からなければ意味がない。
機械ができることを知識として持っておく
そもそも自分の仕事を機械に置き換えられるか?
そのことを考えるには、機械とはどんなことができるのか、どんな状況まで人間が持って行けば、後は自動でやってくれるのか・・・その知識がなければ、いけない。
別に、その仕組化をすることは、ITベンダーに頼めばいい。
要は、機械化に落とし込めるかどうかを、最低限、自分で判断できるだけの知識を身に付けておくこと、そして必要に応じてその知識を使いこなすこと。
これが非常に重要なことだ。
だから、知識を身に付けることは、最終的には自分の身を守ることにもつながるのだ。
もちろん機械化には費用も必要だろう。
その費用の捻出には、経営陣の説得も必要になるだろう。
しかし、これらを調整したり、把握することも含めて、スキルアップにつながるのだ。
全て自分でやらなくてもいい。
今、与えられた人材や経費、道具を最大限に生かして、自分の時間を確保しにいくのだ。
そして確保した時間を利用して、更に仕組化をすることにより、考えることに時間を費やせる人材になるのだ。
それが、会社から評価される人材になるということなのだ。
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