資格取得に対する意見

4月に会社から、資格取得を推奨(取得しないと査定に響くので半ば強制)され、各事業所の方々からも、徐々に反響が出てきた。

これはどういうこと?

補助は出る?

どうやって勉強すればいいの?

テキスト代は?

そもそも、何をどうやって受講すればいいの?

・・・etc

やはり査定に響くとあって、現実を見つめ直して、このような質問が出てくるようになってきた。

私の意見

ここからは資格に対する私の意見。

補助や何を受講すればよいかは、会社が決めればよい。

ただ、どうやって勉強すればよいのか、どうやって申し込みをすればよいのか、そもそもそれらの情報をどうやって収集すればよいのか、もしくは誰に聞けばいいのか・・・

これらの質問に対する回答は、

「全部自分で調べてください」

これに尽きる。

これが私の意見だ。

資格というのは、お膳立てされて取得するものではない。

自分でどんな受講方法があって、どこで受講ができて、どうやって勉強して、どうやって試験会場まで辿りついて、試験を受けて、自分の力を発揮させる・・・

この一気通貫の作業全てが、資格を取得するということなのだ。

だから、必要以上に手を貸すことはない。

テキスト代だって、交通費だって、受講費だって、必要であれば自分で払ってください・・・だ。

なぜなら、この資格を取得することは、仕事に生かせるものだからだ。

資格というものは、なぜ取得したいのか、取得すると自分にどんなメリットがあるのか・・・それを動機として取得しないと、仕事の実践の場に生かせない。

それは、誰かに全てをお膳立てしてもらった環境では、決して意味のないものだと思うのだ。

ただし他の人の意見も受け入れる

では、自分の意見だけを押し通してよいのだろうか?

決してそういうわけではない。

何せ、人の意見や考えなんてものは、社員の人数分ある。

最初っから最後まで、全くあなたと同じ意見です・・・なんて人がいたら、その人は、な~んにも考えていない人だということだ。

実は情報システム部門の中でも、社員に資格を取ってもらうということに関しては、意見が真っ二つに分かれている。

別の情シスのメンバーの意見は、

「会社が取れと言っているんだから、会社がお膳立てするのが当たり前だと思います」

こんな考えを言われた。

もちろん、この考え方だって”あり”だ。

何せ、会社がこうしないと、給与に影響を与えるよ・・・と半ば強引に決定してしまったことだ。

後の資格取得は自分の力で勝手にやりなさい・・・と言われたら、そりゃ~納得できない社員だって出て来るだろう。

重要なのは、意見を持つこと、そしてその考えを伝えること

これって、実は正解はない。

いや、どちらも間違っていないと言った方が正しいか・・・

大事なのは、意見を言い合えることだ。

私は自分と違った意見を言われた社員(部下)に、これは喧嘩ではない・・・と伝えて、自分達の意見を出し合った。

自分の考え、相手の考えを見えるようにして、意見をすり合わせたり、より良いものを作り上げる・・・

そして、その意見を、また別の誰かに伝えていき、その人達に自分自身で考えるきっかけを与えて行くのだ。

今はただ、

会社から資格を取れと言われた、イラつく!

会社から資格を取れと言われたから仕方なく・・・

こんなネガティブな空気が蔓延している。

でも、伝え方を変えること、考え方を伝えること、これらができれば、他の社員の人達だって、今より前向きな気持ちで資格取得を目指すことができるようになるかもしれない。

会社はルールを作ることはできる。

でもそれを伝えることは下手くそだ。

書いてあるルールを読み上げるだけでは、社員は動かないし、むしろ反発する。

だから、自分の意見を持つことが必要なのだ。

会社のルールを見て、解釈し、自分の意見や考え方を持つこと、そして誰かにそれを伝えられるレベルまで自分の中に落とし込むこと。

この行為が、重要なことなのだと思う。

結局、情報処理関係の資格を取得することは、自分自身のためなる。

自分のために、お金と時間を投資する意思が、重要なのだ。