他人の力の引き出し方

サラリーマンをやっている時に感じる、永遠の課題とも言うべき、他人の力の引き出し方について・・・

自分1人では限界がある

会社で仕事をしていると、毎回思い知らされることがある。

自分1人でできることには限界がある・・・と。

結局、何かの仕事を完結させるには、1人で完結できない仕事のほうが多い。

もし、1人で完結できる仕事があるとすれば、それはとても小さな仕事か、やらなくてもよい仕事か・・・

会社に与える影響が大きければ大きいほど、他人の力が必要になってくるものである。

2人か3人にか、何十人か・・・

人数は様々だが、結局会社の仕事をしていくには、誰かと協力することが不可欠で、それはすなわち、他の人と上手くやって行く能力が絶対に必要だということだ。

誰かと一緒に仕事をするには・・・

ただ、誰かと協力して仕事をすると言っても、ただ、一緒に仕事をすればいいという、単純な話でもない。

むしろ、一緒に仕事をするということは、最初の一歩。

結局誰かと一緒に仕事をするということは、チームワークを発揮すること。

つまり、チームワークを良くしないと、一緒に仕事をする意味がないということ。

チームワークを良くするには、一緒に仕事をする相手の良いところを互いに引き出し合うという作業が必要だ。

これが案外難しい。

なぜなら、普通に何も考えず、一緒に仕事をするだけだと、チームワークはどんどん悪くなる。

だって、相手のことを考えず、自分1人のことだけ考えて仕事をしていれば、遅かれ早かれ、衝突することになるのだから・・・

だから、チームワークを良くするには、何かをしなければいけないわけで・・・

手っ取り早い方法は・・・

チームワークを良くするには、日頃のコミュニケーションが重要。

日頃のコミュニケーションで、あなたは必要、いてくれてありがとう・・・そう言葉に出して伝え続けるのが、手っ取り早く、チームワークを良くする方法だと思う。

人は、誰かに必要とされると、単純に嬉しかったり、やる気が出たり、自分の居場所が確保できて安心出来たり・・・そんな気持ちになるものだ。

昔、IT企業に勤めていた時、とんでもなく仕事ができず、みんなに迷惑をかけまくっていた私に、ある上司が言ってくれたこと・・・

「お前は、これこれこういう理由で、この会社には必要な人材なんだよ・・・」

そう言ってくれた時、心から安堵したことがあった。

その時、人は仕事を続けて行く上で、誰かに必要とされることが、どれだけ大切なのか、身に染みて分かった。

だから、一緒に仕事をする相手には、最大限の承認をし続ける必要がある・・・それも、特別な時ではなく、普段から、日常的に・・・だ。

普段、無視して何も声を掛けず、何か特別なときだけ、褒められたり叱られたりしたら、そんな人間の言葉、受け入れることはできないでしょ・・・

褒められたり、叱られたりすること言葉を受け入れてもらうには、普段からの、日常からのコミュニケーションが大事なんだと思う。

結局、他の誰かの力を引き出せるようになるのに、近道というものはないのだ。