定期的に起こる自分自身では回避できないピンチ・・・②自分自身の人事異動

定期的に我が身に起こるピンチの2回目は、自分自身の人事異動。
これこそ、どうすることもできない。
それなりの規模の会社でサラリーマンをやっていれば、基本的には定期的に訪れるイベント。
そしてそのイベントは、楽しいことはほとんどなくて、どちらかと言えば辛く苦しいことが多い。
その理由とは・・・
異動が苦しい理由・・・
なかなか言語化できなかったことだが、最近はよく分かってきた、なぜ異動が苦しいのか・・・
大きく3つだと思う。
①仕事は覚え直し
②配属先の部署のルールは覚え直し
③人間関係作り直し
はっきり言って、疲れることだらけだ。
①仕事は覚え直し
これについては、当たり前。職種が変わらなければそうでもない・・・という意見もあるかもしれないが、例えば第一営業部は個人相手、第二営業部は法人相手・・・ま~こんなことになったら、基本的には仕事は覚え直しだろう。ましてや、職種が変われば、これまで築き上げてきたスキルが一旦リセットされる。
もちろんヒューマンスキルやその他、応用の利くスキルは利用できるが、基本的な仕事内容は覚え直しになる。
②配属先の部署のルールは覚え直し
案外、これが厄介。
こればかりは、テキスト化されていないもんだから、自分自身で学んでいくしかない。
例えば部署のキーマンとなる人を押さえておくこと・・・キーマンとは必ずしもその部署の部長や課長がなるものではない。むしろ、役職もなくもくもくと目立たずに仕事をやっている人が、実はとんでもない知識と経験の持ち主だったり、この人とこの人の中は、とっても悪いから直接やりとりさせてはいけないとか、出張に出かけたらお土産買ってこないと後から面倒とか・・・重要なことからくだらないことまで覚え直し。
ただし、圧倒的な実力がない限り、部署のルールは覚えていって、利用できるようにしたほうがいいに決まっている。
③人間関係作り直し
これこそ重要・・・
特に私は仕事の実力が皆無だったから、どれだけ自分をフォローしてもらえるか・・・情けないがこれに掛かっていた時期が多い。だから、まずはペコペコ作戦から始まったが・・・
結局仕事ができずに怒られたり呆れらたり、ということが多かった。
3か月に1度のペースで異動・・・IT企業時代の思い出
IT企業時代・・・誰かが言った。
組織がコロコロ、コロコロ変わり過ぎてお客様の信頼を失いまくっている・・・
そう、私が前に勤めたIT企業は、異動の多い職場だった。
人間が動いたり、部署の名前が変わったり・・・自分の部署の名前が小難しい長い名前になってしまったとき、ちゃんと覚える前に次の部署になってしまったこともあった。
これは今、思ってもよくない会社方針だった。
何せ、肝心のお客様の営業がコロコロ変わるのだ。
お客様だって、ある意味、出入りの営業を教育している。
自分の業界のこと、自分の会社のこと、どんな課題を持っているのか・・・担当営業に色々な情報を与えてくれる。全ては自分たちのソリューションを解決することを期待して・・・
そうして、色々教えた営業が、3か月もしないうちに、変更になりました・・・では示しがつかないだろう。
ま~お客様に対しても失礼だったけど、もっと深刻なのは、自分自身が実力が何にも身に付かないうちに次の部署、次の部署と異動しまくり、結果として会社全員に私の無能ぶりが露呈されたことだ。
行く部署行く部署でお荷物状態
君は何ができるの?
部署異動すれば必ず上司、先輩に聞かれる言葉。
ま~はっきり言って、今なら、実力がなくても、口八丁で何とかできるように見せかけられる。
でもその当時はそもそも、コミュニケーション能力に難があったものだから、そのまんま仕事ができないことを見抜かれる。
そして、部署異動早々、こいつは駄目だと評価される。
1度駄目の烙印を押された人間が、挽回することは相当難しい。
ま~、挽回するまでもなく、次の部署に飛ばされるもんだから、それはそれでよかったんだろうか・・・
異動は大変
今はそんな異動も頻繁にはなくなったから、落ち着いているが、異動の時の大変さは今でも思い出す。
やっぱり、疲れる。
仕事も覚え直し、部署のルールも覚え直し、人間関係も作り直し・・・すごく疲れるしストレスも溜まる。
でも1番嫌なのは、上手く乗り切れないと信頼を失うこと。
こればかりは、最初っからアクセル全開で行くしかない。
自分はこんなに使える人間なんだと・・・少し無理してでも周囲に示す必要があるのだ。
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