定期的に起こる自分自身では回避できないピンチ・・・②自分自身の人事異動

2022年2月25日

定期的に我が身に起こるピンチの2回目は、自分自身の人事異動。

これこそ、どうすることもできない。

それなりの規模の会社でサラリーマンをやっていれば、基本的には定期的に訪れるイベント。

そしてそのイベントは、楽しいことはほとんどなくて、どちらかと言えば辛く苦しいことが多い。

その理由とは・・・

異動が苦しい理由・・・

なかなか言語化できなかったことだが、最近はよく分かってきた、なぜ異動が苦しいのか・・・

大きく3つだと思う。

①仕事は覚え直し

②配属先の部署のルールは覚え直し

③人間関係作り直し

はっきり言って、疲れることだらけだ。

①仕事は覚え直し

これについては、当たり前。職種が変わらなければそうでもない・・・という意見もあるかもしれないが、例えば第一営業部は個人相手、第二営業部は法人相手・・・ま~こんなことになったら、基本的には仕事は覚え直しだろう。ましてや、職種が変われば、これまで築き上げてきたスキルが一旦リセットされる。

もちろんヒューマンスキルやその他、応用の利くスキルは利用できるが、基本的な仕事内容は覚え直しになる。

②配属先の部署のルールは覚え直し

案外、これが厄介。

こればかりは、テキスト化されていないもんだから、自分自身で学んでいくしかない。

例えば部署のキーマンとなる人を押さえておくこと・・・キーマンとは必ずしもその部署の部長や課長がなるものではない。むしろ、役職もなくもくもくと目立たずに仕事をやっている人が、実はとんでもない知識と経験の持ち主だったり、この人とこの人の中は、とっても悪いから直接やりとりさせてはいけないとか、出張に出かけたらお土産買ってこないと後から面倒とか・・・重要なことからくだらないことまで覚え直し。

ただし、圧倒的な実力がない限り、部署のルールは覚えていって、利用できるようにしたほうがいいに決まっている。

③人間関係作り直し

これこそ重要・・・

特に私は仕事の実力が皆無だったから、どれだけ自分をフォローしてもらえるか・・・情けないがこれに掛かっていた時期が多い。だから、まずはペコペコ作戦から始まったが・・・

結局仕事ができずに怒られたり呆れらたり、ということが多かった。

3か月に1度のペースで異動・・・IT企業時代の思い出

IT企業時代・・・誰かが言った。

組織がコロコロ、コロコロ変わり過ぎてお客様の信頼を失いまくっている・・・

そう、私が前に勤めたIT企業は、異動の多い職場だった。

人間が動いたり、部署の名前が変わったり・・・自分の部署の名前が小難しい長い名前になってしまったとき、ちゃんと覚える前に次の部署になってしまったこともあった。

これは今、思ってもよくない会社方針だった。

何せ、肝心のお客様の営業がコロコロ変わるのだ。

お客様だって、ある意味、出入りの営業を教育している。

自分の業界のこと、自分の会社のこと、どんな課題を持っているのか・・・担当営業に色々な情報を与えてくれる。全ては自分たちのソリューションを解決することを期待して・・・

そうして、色々教えた営業が、3か月もしないうちに、変更になりました・・・では示しがつかないだろう。

ま~お客様に対しても失礼だったけど、もっと深刻なのは、自分自身が実力が何にも身に付かないうちに次の部署、次の部署と異動しまくり、結果として会社全員に私の無能ぶりが露呈されたことだ。

行く部署行く部署でお荷物状態

君は何ができるの?

部署異動すれば必ず上司、先輩に聞かれる言葉。

ま~はっきり言って、今なら、実力がなくても、口八丁で何とかできるように見せかけられる。

でもその当時はそもそも、コミュニケーション能力に難があったものだから、そのまんま仕事ができないことを見抜かれる。

そして、部署異動早々、こいつは駄目だと評価される。

1度駄目の烙印を押された人間が、挽回することは相当難しい。

ま~、挽回するまでもなく、次の部署に飛ばされるもんだから、それはそれでよかったんだろうか・・・

異動は大変

今はそんな異動も頻繁にはなくなったから、落ち着いているが、異動の時の大変さは今でも思い出す。

やっぱり、疲れる。

仕事も覚え直し、部署のルールも覚え直し、人間関係も作り直し・・・すごく疲れるしストレスも溜まる。

でも1番嫌なのは、上手く乗り切れないと信頼を失うこと。

こればかりは、最初っからアクセル全開で行くしかない。

自分はこんなに使える人間なんだと・・・少し無理してでも周囲に示す必要があるのだ。