今思えば自分にとって必要だった・・・役立たずだった新人時代

誰しも、この時期は自分にとって必要だったと言える時期がある。
それは得てして、順調とは程遠い、自分にとって試練と呼ばれる時期であることがほとんどだ。
私にとってこれまで生きて来た中でも、ワースト3に入る試練の時期は、初めて就職したIT企業の新人時代・・・
なぜなら私は、IT企業に就職したのにも関わらう、パソコンが全くできなかったのだ!
IT企業なのに、パソコンができない人間を雇うなんて、時代が許したのか、面接をした経営陣の目が節穴だったのか・・・
今となっては理由なんてどうでもいいが、とにかく、不幸はそれから始まった。パソコンできないでIT企業に入ってしまった私はもちろん、パソコンできない私を社員にしてしまったIT企業も・・・
因みにどれくらいパソコンができなかったか・・・
とりあえず3つ。
〇エクセルにおいて、関数使わず、数字を入力して、計算機or暗算で合計を出す。簡単な計算なのにとてつもない時間を掛けて作業し、そのうち先輩に気づかれる・・・何やってんの?聞きな!と激怒される。
〇 ごく僅かな文章整理を任されたのでWordで作成、普通の人の10倍、2時間以上掛かった成果物を名前を付けて保存、後から先輩に、「作ったの見せて」・・・と言われるも、どこに保存したか分からず?忘れて?・・・「どこに保存したか分からなくなっちゃったので、もう1度作っていいでしょうか?」と先輩に聞き、激怒されながら検索で探してもらう。
〇 2時間のホームページ作成の研修、途中からさっぱり分からなくなり、ついていけなくなる、質問するにもタイミングが分からず、そもそも質問する知識がない。研修終了後、「分からないことあったら質問して・・・」と先輩に言われたので、正直に「全部分からないので全部最初から教えてください」と言って、激怒される。
・・・こんなものはごく一部。
今、思い出しても身の毛もよだつ時期だった。
IT企業時代は自分にとって難しい時期だった。言い訳にしかならないが、自分にはデジタルとかITとか向いていなかったのだ。
その苦手意識は実は今現在でも変わらない。
仕事であんな思い、2度としたくない・・・それが私の今現在の原動力となっていることは間違いない。
だからあの試練の時期が無駄だったかというそうでもない。
そして私はそのIT企業時代、ある部長に今でも私の心に刻まれている言葉を掛けられるのである。
それは社内SEとして働いている私にとって、今もなお大切にしている言葉・・・
この話の続きはまた次回・・・
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